Ruby 3 Lycee
ルビー 3 リセ
今夜はお人形のメンテナンスのお話になります。
リセ祭の最初に登場した、
金魚姫黒髪ツインテールのリセに異変があったのです。
orange pekoeのドールは水筆を使っているんですが、
多少、水分が残っていた所為か、
偶然、開けて見るとおでこの部分に、
滲んだ何かが線状であるのです。
季節柄、考えられるのは黒カビなので、
インク系のシミとの両面の処理方法を施しました。
用意したものは下記のものです。
a.ビキラー カビ取り剤 ゴムパッキン用カビキラー ペンタイプ 100g
原材料・成分
次亜塩素酸塩、水酸化ナトリウム(1.0%)、
界面活性剤(アルキルアミンオキシド)、安定剤
これで落ちない黒カビはほぼありませんし、
ペンタッチになっているので、
お人形の患部にちょこんとつける事の出来るジェル型です。
但し、今回のケースでは効果がほとんどありませんでした。
b.カビキラー 除菌剤 プッシュタイプ アルコール除菌 食卓用
発酵エタノール、クエン酸ナトリウム、乳酸、精製水
(エタノール濃度は70%ぐらいでしょうか?)
この2つ似ているようで、全く成分が違い、
ゴムパッキン用は黒カビに特化したものです。
bは雑菌、全般だと思って下さい。
最初、bから試し、30分ほどアルコールを患部に綿棒で付けました。
やや効果があったので、黒カビかな?と思いaへ移行しました。
aは強力な薬剤ですので、出来れば使いたくないものです。
時間も30分とかっちり測り水洗いに。
ところが、aででほぼ反応がありませんでした。
と言う事は、黒カビ以外の雑菌かも。
ですので、bに戻し、綿棒にアルコールを付けて、患部をこする方法に。
すると、何となく落ち始めました。
エタノール(ethanol)は、アルコールの一種。
揮発性の無色液体で、特有の芳香を持つ。別名はエチルアルコール Wikipediaより
エタノールは油性マジックとかも簡単に溶かします。
溶かすものとしては、シンナー・ベンジンがありますが、
物凄く溶かすのでお人形に使わないで下さい。
アイペイントそのものが落ちてしまいます。
結局は、aとbの作業を交互に行い、
あとは根気よく2週間ぐらい掛けてシミを落として行きました。
まだ完全に落ちていませんが、かなりマシになっています。
一応、双方ともヘッドに異常は置きませんでしたが、
完全に保証できるものではないので、
自己責任で使用してみて下さい。
水にしろ、オイルミストにしろ、
使用したあとは、水洗いし、ドライヤーを掛けるのが最善ですが。
この2つの薬剤は混ざっても化学反応しませんが、
気になる方はきちんと分けて下さい。
今回使用したものは、黒カビものがお風呂用のメンテナンスに転用。
エタノールは、そのままキッチン用に転用する予定です。
それにしても、エタノール=エチルアルコールの能力は万能で、
新型コロナウイルスに対し、
アルコール除菌が有効だと言う事がよく分かりました。
エタノールは、新型コロナウイルスの突起部分を破壊するはず。
突起がないと侵入出来ないので有効な訳です。
さてと、ルビー・リセ茶で、リセが着ています、
茶褐色のセーラー服ですが、
最初の登場は初期のちいかの時。
きちんとしたアゾン製で、27cm時代のものです。
マジックテープのような方法でスカートを止めず、
ファスナーと言う豪華さ。
生地もコットン(綿)のはずなので、
画像にすると高級感が凄くします。
お洒落な時代もあったのですね。
リセが専用している猫ネックレスはピアスからの転用で、
自分で作ったものです。
ルイヴィトン風の大きなバッグはジェニーのものです。
いい色合わせが出来たと思っています。
orange pekoe (ペコ)
2021.7.21
http://orange-pekoe.blog.jp