Ice Cocoa Vel
アイス ココア ヴェル
イギリスのヒットチャート(UK)で、
久々にロックが1位になったと言う事が話題になっていました。
日本では想像も出来ない事ですが、
世界的に見るとロックは時代遅れになっていました。
この所、世界を風靡していたのが、EDMこと、
エレクトロニック・ダンス・ミュージックだったからです。
昔、ロックファンはクラシックを古臭いと言っていましたが、
今は、ロックが古臭いと言われるように...
果たしてそうなのでしょうか?
と言うのも、どの音楽も基礎がクラシックにあるからです。
アメリカになると、音楽事情が多少変わり、
様々な音楽が入り乱れています。
私達の日本の音楽は、かなりガラパゴス化しているのですが、
独自の発展が悪い訳ではなく、
日本の70~80年代のシティポップが世界で注目されていたりします。
後期ロマン派の時代が終わり、
アルノルト・シェーンベルクが十二音技法を体系化し、
現代音楽へと進んで行ったのですが、
一部の現代音楽はどう聞いても分かりません。
人のシナプスが拒絶を起こしてしまうのです。
心地悪い音の集合として。
だからと言ってそうした現代音楽ばかりではなく、
心を打つものもあるのですが、ロックファンが耳を傾けませんでした。
あと、何十年もすれば、
エレクトロニック・ダンス・ミュージックも玉座から追い出され、
全く違うタイプの音楽が主流になっているでしょう。
只、日本ではヒップホップやラップが海外ほど浸透しないと思っています。
文法的な問題で、動詞が最後に来る日本語は韻を踏みにくいし、
韻よりも律の方が心地よいのです。
音楽は何かが優れていると言うものではなく、
朝の光の中で、トーストとミルクの日もあれば、
鮭とお味噌汁の日があっていいと思うのです。
ですので、音楽でマウントを取ろうとしている人は寂しそうに見れます。
多種多様な世界観があり、チョイスはその人のものであり、
誰かを許容出来ない人は、限られた範囲の中で恋愛してるようなものです。
何があってもいいではないですか?
私はあなたではないと言う認識があれば、
世界中のキラキラが愛せます。
orange pekoe (ペコ)
2021.5.15
http://orange-pekoe.blog.jp