Hot Cocoa Sera
ホット ココア せら
私達の固定観念が間違っているお話を昨夜したのですが、
私達が創り上げてしまうものもあります。
今、ネット上で、やたら使われている上級市民と言う単語です。
これは勉強していないほど使う用語になります。
と言うのも、日本国憲法にきっちりと定義してあるからです。
日本国憲法第14条~
すべて国民は、法の下に平等であって、
人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、
政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
華族その他の貴族の制度は、これを認めない。
栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。
栄典の授与は、現にこれを有し、
又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。
要は、日本国憲法は第1条の点天皇陛下を除くと、
皆、日本国民は平等だと高らかに歌っている訳です。
上級市民と言う単語は勉強していないか、
時流に乗りたい人間が使っていると言うのが実情でしょう。
勿論、日本は資本主義社会なので、
努力した者がお金持ちになりますし、
努力しない者は中流以下になりがちです。
ですので、やはり、上流市民ではなく、
上流階級と言うべきでしょうね。
今回の言葉の発端になったのが、
池袋の暴走老人がすぐに逮捕されなかったからなんですが、
逃亡の恐れがない場合、警察はすぐに逮捕しません。
京都アニメーション加害者の青葉被告もすぐ逮捕されませんでした。
私達は、アメリカで起こった、
米連邦議会襲撃を笑って見ているかも知れませんが、
あれは民主主義の崩壊の姿なのです。
他にも、民衆が騒ぐので国際法に反する判決を出す国があります。
先日の福沢諭吉が、学問のすすめで言いたかったのは、
勉強しなければ駄目と言う事。
でも、学歴もないしと考える人もいましょう。
学歴がなくても後世に名を残した偉人が山のようにいます。
上流市民と言う存在は、
日本では特定の人々の概念上でしか存在出来ないのですが、
最近、貧しい家庭の子も10人に1人ぐらいいます。
私達に出来るのは、上へ対する皮肉ではなく、
心が貧しくなてしまいがちな、
若年層への門を開いて上げる事だと思っています。
凄い逸材が砂浜に眠っているかも知れません。
マイケル・ファラデーのように。
orange pekoe (ペコ)
2021.1.20
http://orange-pekoe.blog.jp