Ice Cocoa Aoto
アイス ココア あおと
この前、録画していた、
「AI美空ひばり あなたはどう思いますか」を見ました。
先に、「NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり」が流され、
「第70回NHK紅白歌合戦」でもAI美空ひばりが流れていたそうですが、
大晦日は、ネットのももクロの第3回 ももいろ歌合戦を見たので、
漸く、AI・美空ひばりとは何だったのか?が自分なりに検証出来ました。
番組で取り上げられていた問題点は、
冒涜に当たると言う点とか、悪用が心配とかでした。
AI・美空ひばりが「お元気ですか?」
と語りかける部分です。
秋元康が仕組んだ事なんでしょうが、
美空ひばりご本人は言っていない訳です。
AIは必ず進歩しますし、
DNA操作で未知の生物(キメラ)を作り出せるような時代になると思います。
倫理的な問題を守らない国も出て来るので、
AI・ヒトラーも実現可能になるでしょう。
ドイツ映画の、「帰ってきたヒトラー」は、
現代に転生したヒトラーが、最初はコメディアンのように扱われるのですが、
段々、人々が魅了されて行くと言うブラックユーモアになっていました。
AIはどのように模倣して行くか…
まず、被検体の行動情報をビックデータのようで集積します。
ヒトラーでは語弊があるので、AI夏目漱石にしましょう。
AI夏目漱石は、漱石の文体を研究し、
物語の展開をパターン化して行くはずです。
そうして、新作が生まれてしまう訳です。
吾輩わがはいは猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当けんとうがつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めて人間というものを見た。(原文)
月の綺麗な夜だつた。
猫が馳かけて行く足音あしおとがした時、
夜会の猫たちは先にもう大勢集まって啼いていた。
猫たちからは刹那的な怪しい力を感じた。
彼はこれをアンニュイと名なづけていた。
生きている訳には行かない。
綺麗に死んでしまおうと。
深くなる、夜になる。
月の綺麗な夜だつた。
(いくつか夏目漱石の文を適当に合成してみました)
J・S・バッハのように、音楽理論がほぼ完璧な音楽も、
AIに取っては模倣しやすいでしょうね。
最も怖いのは技術が進歩する事による人類の退行かも知れません。
Webとか見ていると、批判神が多数いらっしゃいます。
全員、神の立ち位置で発言しているので、怖いなと思う事がままあったり。
自分と違う立場の人を許容出来ず批判しかしない訳です。
顔が見えない世界ですので責任を持とうとしませんし、
バタフライ効果の恐ろしさも考えようとしません。
可能かどうかは別として、
人間の脳の情報を全て電脳に移した人物が本人であるかどうか?
以前ならSFだとかオタクの夢だとか言われていたものですが、
100年後ぐらいには可能になってしまいそうです。
その頃、私達は死んでいる訳ですが。
orange pekoe (ペコ)
2020.4.12
http://orange-pekoe.blog.jp
azoneもparaboxも皆お休み・・・という予想だしなかった事態になっていますね。田舎の方は未だ危機意識も低くあまり緊迫した雰囲気はありません。
AIは怖いですね。AIがAIを開発出来るようになる「特異点(?)」を越えたら何が起きるか・・・・多分人類は不要と判断されると思います。ちなみに私の仕事はAIの発達で消滅する職業のかなり上位に位置しています。決して単純作業では無いのですが・・・まぁ、高等なAIとはそういうものですね。
「人々が楽をして考えなくなる」というお話も深く頷けます。
現在だって、スマホゲームの裏側でプログラムがどう動いているか、SUICA決済の具体的な仕組みはどうなっているか、ハイブリットカーのエンジンとモーターの同調をどう処理しているのか・・・分からずに使っている人が大多数だと思います。
昔は単純な仕組みの機械ばかりだったので全て理解した上で使う事が当たり前だったのですけどね。
「一般の凡人」は発達した技術の上で「踊らされている」だけで既に生態系の頂点の地位には居ないのだと思います。
残念ながら私もその一人です。抗いたいとは思っているのですが・・・(ヲタ話ですみません)